【イナヤワン火災被災者支援】の寄付(社会投資)
長文ですがお読みいただけましたら幸いです。
今回は【イナヤワン火災被災者支援】の寄付(社会投資)のお願いです!
まずはこちらの動画をご覧ください。
火事の後、現地から送って頂いた動画です。
そこで応援させていただいているフィリピンの教育機関「DAREDE HERO」と連絡とりあいながら、現在支援を進めているのですが、何とか村の復興までもっていきたいと考えています。
以下、やりとりを一部抜粋しつつ、現状報告したいと思います。
イヤナワン地区の39世帯が全焼してしまい、皆さんの生活の糧であった養豚場の大切な親豚がたくさん丸焦げになっていました。
この地区は、セブのゴミ山に隣接しており、ゴミ山に集まる残飯をブタの餌にして、レチョン(豚の丸焼き)用の子豚を育てていました。その大切な親豚が今回たくさん焼け死んでしましました。
そこですぐに送金させて頂き、
さっそく、避難生活に必要な
・たらい
・毛布
・バスタオル
・食器各種
・下着
・シャンプー
・石鹸
・歯ブラシ
他
を39世帯分購入し、配布して頂きました。
そして支援しつつ、コミュニティーが再生できるような養豚場ができればということで進めていたのですが、
そもそも違法に住んでいる人も多いため、どれだけの人が元の場所に戻れるかもわからない状態でした。
これを見て、スピードを上げるために、投資家として私たちが入り、経営者に社会投資をさせて頂き、利益が出ればDAREDEMO HEROの活動の支援金として頂くことを提案させて頂きました。
そして以下の案を頂きました。
イナヤワン火災被災者自立支援 養豚プロジェクト素案
【DAREDEMO HEROで豚と豚舎を所有する場合】
<リスク>
・管理が非常に困難
・現地で信頼できるパートナーを見つけることが困難
・生き物であるため、死んでしまう・病気になる可能性がある
・盗難、収支のごまかしが起こりえる
・非被災者からの妬みなどにより妨害
・賃金の支払いシステムが難しい
→豚を使った貸付方法(希望者のみ)
①希望者に対して、母豚1匹(もしくは2匹)を無償で提供、プラス豚舎と自宅を建てるための資金(?ペソ)を貸す。
②父豚は、協力者に飼育を委託する(有償?)
③子豚が産まれて、収入を得た際に貸付金額を毎回返済していく(→DAREDEMO HEROへの寄付)
※何回払いになるか、どのくらいの周期に返済ができるのかは要確認
④無償で提供した豚が死んでしまった場合、ほかの方法で返済していく必要がある。
※回収が見込めないことを前提に考える必要がある。
現時点で、考えられる手段はこのよう形です。
明日、ランドオーナーとバランガイキャプテンと話し合って、詳細を詰めてみます。
注
バランガイ(英語:barangay, タガログ語:baranggay)は、フィリピンの都市と町を構成する最小の地方自治単位であり、村、地区または区を表す独自のフィリピン語。
このようにいつも毎回、大変きっちりと答えて下さり、いつも大変信頼しております。
今回は被災されていますのでただの寄付でも良かったのですが、あくまで出資(社会投資)の形にしたいと思いました。
あくまで経営者への事業出資の形になるため、それにより周りの被災されていない方からの【嫉妬】もなくすことが出来ることと、事業へのアドバイスも多少なりとも出来、【雇用】が生まれ生活の安定化により早く寄与出来るのではと考えました。
とにかく投げっぱなしにならないようにだけは注意を払いたいと考えておりました。
すると再び、以下のように返信頂きました。
先日バランガイキャプテンとお話をしてきました。
やはりこの地区の人々は、すでに豚の餌(残飯)の入手先から、子豚の販売ルートまで、養豚ができる知識とコネクションは持ち合わせているようです。
ポイントはどのような形で支援をするかだと思います。
貸付け型の支援方法についても、バランガイキャプテンに相談しましたが、モニタリングなどは可能な限り協力してくれるとは言っていました(フィリピン人なので口だけの可能性は大ですが・・)
ただ、悪い反応ではありませんでした。
ご支援を募っていただく際、例えばですが
・10万円の寄付でひとつの家庭のスポンサーになる。
・豚一匹と家の再建に必要な資金(3万ペソ程度)を貸付ける
※豚が死んでしまった時などのためにある程度の余剰金はこちらでキープ
・スポンサーさんは豚に名前を付けてプレゼント
・豚と家族写真をスポンサーさんに送る
豚は一年に2,3回出産し、一度に10匹程度出産します。
3か月程度の子豚は、一匹1,000ペソ程度で売れるそうです。
あくまでもうまくいけばの話ですが・・・
ですので、子豚を売った際に1匹分ずつ返済していくことは可能だと思います。
こちらの返済は貸し付けをした金額の返済時まででいいでしょうか?
また、返済金はスポンサーさんにお返しするのか、DAREDEMO HEROへの寄付になるのかが問題です。
スポンサーさんへの返金の場合、全員しっかりと返済をするかの保証ができず、その責任を負うこともできません。
DAREDEMO HEROへの寄付となる場合は、ご支援いただく際にそれをご説明し、寄付は火災被災者の自立支援とNGO団体の支援になるとご説明いただければ、私たちが可能な範囲で回収し、当団体に還元したいと思います。
なにぶん、当団体事務所からイナヤワンは車で1時間半程度かかります。
なので、毎日のように現地に行って養豚のモニタリングをすることは難しいです。
現地で信頼できる人を探すのが一番ですが、この国ではこれが何より一番難しいことです。
そこで、添付の図のように、
一部寄付、一部貸付
利益はDAREDEMO HEROの教育支援施設に寄付。
スポンサーの皆さんへ様子のレポートを行うという形をとることにしました。
途中経過としまして以下のご連絡をいただきました。
温かいご支援ありがとうございます。
実は、もともとの場所の地主の返答が二転三転しており、元の場所に戻れない可能性が出てきました。
現在、すぐ近くの市の土地に移り住めるようにバランガイキャプテンが交渉をしています。
もし、同じエリアに戻ることができなければ、養豚も難しくなると思います。
いつもこちらの都合で申し訳ありません。
いただいたご支援は、引き続き避難生活を送る被災者の食費に少しづつ使わせていただきます。
現在、昼食と夕食で1日4,000ペソ程度使っていますが、ほかの団体の炊き出しなども、まれにありますので、その際はうちの予算を使わずにプールする形にしています。
本日もこれから現地に行き、状況を把握してきます。また新しい情報が入りましたらご連絡させていただきます。
お忙しい中、本当にいろいろとありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
合わせて
本日、バランガイキャプテンと打ち合わせを行い、被災者は同じ地区の市営の土地に移り住むことができるようです。
さらに、その土地は後々被災者が所有できる可能性が出てきました。同じ場所ではありませんが、同じ地区ですので、養豚も可能かと思います。
とご連絡頂き、写真を確認したところ、ゴミ山の裏手ではあるものの豚を飼うには十分な土地があるとのことでした。
そこで家が焼けてしまった方々の引っ越しの場所も、社会投資の使い道も決まったところで、私と一緒に社会投資する仲間たちを募りたいと思います。
レポートも私に頂き、経過報告など随時こちらでお知らせできればと思います。
最後に動画にも出てきましたスカベンジャーという言葉を皆さんご存じでしょうか?
これはゴミを漁って暮らしている人々のことです。
生活の糧がなければそのような暮らしに身を落とさざるを得ず、何より不衛生なため病気にかかったり、若くして命を落としてしまうことにもつながってしまいます。
何より簡単にお金が入る犯罪に手を染めてしまうことにもなりやすくなってしまいます。
それを防ぐためにも是非この養豚場の復活と、子供が本来の才能を発揮させることが出来るような教育施設の支援を同時にやっていければと思いますので、是非ご協力いただけましたら幸いです。
お振込先は、私が代表理事を務める一般社団法人「社会投資家普及協会」にお願いいたします。
三菱東京UFJ銀行
六本木支店
普通預金
0295708
シヤ)シヤカイトウシカフキユウキヨウカイ
頂いた義援金はDAREDEMO HEROを通じて社会投資させて頂きますので、何卒よろしくお願いいたします。
一緒に支援して、村を復興させ、
未来をつくる子供たちを教育を通して支援し
多くの人たちの笑顔を一緒に生んでいきましょう!